「女性を海に投げ落とした」などと虚偽を申告したとして、兵庫県警明石署は12日、偽計業務妨害の容疑で、明石市内の無職の男(25)を逮捕した。 逮捕容疑は12日午前10時半ごろ、自ら訪れた明石署で「女性を海に投げ落とし、現金を盗んだ」などと虚偽の犯罪事実を申告し、業務を妨害した疑い。 同署によると、同署や県警本部機動隊などの約20人が同日午後5時前まで明石浦漁港周辺を捜索。海に潜ったり、船2隻で海上から探したりしたが、女性は見つからなかった。一方、付近の防犯カメラも捜査して映像を確認したところ、男の申告内容が事実でないことが分かったという。 男は容疑を否認し、「このことについてお話しすることは控えさせてもらい、もっと公の場で話をしようと思います」と話しているという。