弁護士の亀井正貴氏が14日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に生出演し、静岡県島田市の病院で看護師にケガを負わせた疑いで逮捕された女優・広末涼子容疑者(44)が7日に起こした事故について、捜査のポイントを解説した。 広末容疑者は7日午後、掛川市内の新東名高速道路上り線を運転中に、前を走るトレーラーに追突する事故を起こし、搬送先の病院で看護師を蹴る、腕をひっかくなどしてケガを負わせた疑いで8日、県警に逮捕された。同容疑者は奈良で行われた映画の撮影の帰りで、広末容疑者のマネジャーを名乗る男性も同乗していた。 広末容疑者の不審な言動は、事故発生前後にあった。捜査関係者によると、事故前の広末容疑者は、サービスエリアで周囲の人に「広末で~す」などと体を触ったり、事故直後にも事故車の周りで立ったり座ったりするなどしていた。 読売テレビの高岡達之特別解説委員は、同乗者の男性に着目。広末容疑者は不審な言動が確認されていたにもかかわらず、途中からハンドルを握ったとみられており、「同乗の方が、代わるのを危ないんと思っていたのに代わったということになると、刑事責任は問われますか?」と疑問を掲げた。 すると亀井氏は「その可能性は出てきます」と指摘。「おっしゃっているように、同乗者の供述が非常に大きなポイントです。厳重処罰を求めたら、危険運転致傷罪についての捜査が進んでいくし、そんなに求めなかったらいかないかもしれない。異常な運転かどうかというのは、同乗者の人の供述が非常に大きなポイントになってきますね」と見通した。 広末容疑者は最長で19日まで勾留される。亀井氏は期限いっぱいまでの勾留について「いくんじゃないかなと思う」と述べ、「問題となるのは、そこからさらに10日の延長にいくかどうか」とも見解を口にした。「19日までの間に(事件と事故の)両方、全部終わらせてしまって、略式で終わらせる可能性もあります。さらに全体を見極めようとして、10日間延長する可能性もあります」。さらに「それからある程度、見極めの段階で釈放してしまって、在宅捜査に切り替わる可能性があって、おそらく19日までの間に捜査の見極め方、将来的なところを考えて判断していくんだろうと思います」と、今後の捜査の行方を見通していた。