国歌不起立:教職員名収集継続 県教委、校長会議でメッセージ /神奈川
2010年2月13日12時1分配信 毎日新聞
◇「思想信条にあたらず」
国歌斉唱時に起立しない教職員の氏名などの収集について、県教育委員会は12日、第三者機関の答申に反して収集の継続を決めた理由を記したメッセージをまとめた。収集した情報を「教職員の服務に関する情報で、思想信条に該当するものではない」と改めて強調している。
メッセージは、教職員の起立斉唱義務の有無を巡る訴訟で、横浜地裁が昨年7月の判決で示した「起立斉唱命令は、思想良心の自由を侵害するとして憲法19条に反するものとはいえない」との判断を引用。「教育に携わる立場を重視して情報を取り扱わざるを得ない」と結論付けた。教職員側が情報の消去を求めた訴訟が横浜地裁で係争中であることには触れていない。
県教委は12日に横浜市西区で開いた県立学校校長会議でメッセージを配布したが、異論は出なかったという。県教委のホームページにも掲載する。
一方、収集した情報の利用停止を求めた県個人情報保護審査会の答申を支持する市民団体「1・20審査会答申を生かす市民の会」は10日、県教委の収集継続を追認した松沢成文知事に発言の撤回を求める抗議文を提出した。抗議文は「知事がなすべきことは、条例に違反することなく、審査会の意見を尊重した判断をするよう教委に求めることではないか」と主張している。【木村健二】
2月13日朝刊