損賠訴訟:「教諭のわいせつ苦」娘自殺で親提訴、県側は争う構え−−地裁 /香川

損賠訴訟:「教諭のわいせつ苦」娘自殺で親提訴、県側は争う構え−−地裁 /香川
毎日新聞 2011年3月4日(金)15時50分配信

 母校の県立高校の男性教諭からわいせつ行為を受けたことを苦に大学院生の娘(当時22歳)が自殺して精神的苦痛を受けたとして、高松市の両親が県と教諭を相手取り、4000万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が3日、高松地裁(横溝邦彦裁判官)であった。県側は争う構えを示した。
 訴状によると女性は06年、大学の卒論調査で教諭と会ううち、強制的にわいせつ行為を受けるようになった。08年4月、県警に強制わいせつ容疑で告訴、県教委に処分を申し立てたが、翌月、教諭が250万円を支払うことで示談が成立。しかし女性は同10月に自宅マンションから飛び降り自殺したとしている。【中村好見】

3月4日朝刊

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女性自殺損賠訴訟/県などが争う姿勢
2011/03/04 10:04 四国新聞

 娘が自殺したのは母校の男性教諭に性的行為を強要されたためとして、香川県高松市内の県立高校を卒業した女子大学院生(当時22)の両親が、県と男性教諭に総額4千万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が3日、高松地裁(横溝邦彦裁判官)であった。県など被告側は請求棄却を求める答弁書を提出し、争う姿勢を示した。

 訴えによると、女性は2004年3月に高松市内の県立高校を卒業。県外の大学3年生だった06年夏、卒業論文に必要な調査のため出身高校を訪れ、旧知の男性教諭に協力を求めたところ、校内で下半身を触られるなど性的行為を繰り返されるようになった。女性は大学院に進んだ08年5月に男性教諭と示談したが、間もなく精神状態が悪化。心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され治療を受けたが改善せず、同年10月に自殺したという。両親は「娘は性的行為で精神的苦痛を受け、死に至った」などと主張している。

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過去記事

県教委は、女性と示談が成立したことなどから教諭を懲戒処分にせず、08年6月に「軽率な行為があった」として文書訓告処分にしていた。
原告代理人の小林正則弁護士は「遺族は現職を続ける教諭や県の責任を明らかにしようと提訴に踏み切った」と話した。

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