強制わいせつ未遂：脱衣所で女児に 新発田の教諭逮捕 容疑を否認 ／新潟
毎日新聞 2011年11月22日 地方版
◇群馬の温泉
群馬県警捜査１課と長野原署は２０日、温泉旅館の脱衣場で小１女児の下着を触ったなどとして、新発田市小川、同市立米倉小学校教諭、花野正剛容疑者（５１）を強制わいせつ未遂容疑で逮捕した。
逮捕容疑は８月１０日午後９時２５分ごろ、草津町草津の温泉旅館で男性浴場の脱衣場にいた千葉県鎌ケ谷市の小学１年女児（７）の下着などを触り、わいせつ行為をしようとしたが、抵抗されて未遂に終わったとしている。花野容疑者は「下着に虫が付いていたのでとってあげようとしただけ」と否認しているという。
同課によると、女児は父親（３７）と妹（３）と男湯に入り、父親より先に妹と２人で浴場から出たという。当時脱衣場にはこの２人と花野容疑者しかいなかった。女児の家族が同署に同日、「子供がわいせつ行為を受けた」と届け出ていた。花野容疑者と女児はいずれも家族旅行で同旅館に宿泊していたという。【塩田彩】
◇米倉小校長、会見で謝罪
花野容疑者が勤務している新発田市立米倉小（児童数６０人）の坂本寛二校長は２１日、同市役所豊浦庁舎で記者会見を開き、「子どもたちや保護者、地域の方々などに驚きと不安、心配をおかけしたことをおわびしたい」と謝罪した。
同小によると、花野容疑者は３年生の担任を務めており、１８日まで普段通り勤務し、変わった様子はなかったという。事件当時は１週間の夏季休暇中で、旅行先などは把握していなかった。坂本校長は花野容疑者の勤務態度について「非常にまじめで地道。児童にもざっくばらんに接する先生」と話した。
同小は２２日に全校集会と保護者説明会を開き、児童や保護者に事件について説明するとしている。【塚本恒】