全府立教職員に国歌起立斉唱指示 大阪府教委

全府立教職員に国歌起立斉唱指示 大阪府教委
産経新聞 2012年1月14日(土)20時38分配信

 学校行事での国歌斉唱時に教職員の起立を義務づける大阪府条例の趣旨をふまえ、府教委は、府立学校に勤務する全教職員約1万3千人に対し、起立斉唱を指示する教育長名の職務命令を17日に出すことを決めた。卒業式シーズンを迎えた措置で、式典終了後、校長から状況報告を求め、職務命令に従わなかった教職員に対しては、地方公務員法に基づく処分を出す。

 同条例は、府議会で過半数を占める「大阪維新の会」が議員提案し、昨年6月に成立した。条例に罰則はないが、職務命令に違反すれば地方公務員法に基づく処分の対象になる。

 府教委は平成14年から、府立学校に対し「教育公務員としての責務を自覚し、国歌斉唱にあたっては起立する」と文書で指示。

 事前に起立斉唱しないことを表明した教職員には、校長が個別に職務命令を出していたが、卒業式や入学式で起立しない教職員は毎回40人前後いるという。

 一方、府教委事務局内には、同一の職務命令に3回違反した場合、分限免職とするなど、教職員の処分ルールを厳格化した維新の「教育基本条例案」に対し根強い反発がある。現行の法令のもとでも、教育現場の適正化に厳しく臨む姿勢を示すことで、条例成立に向けた動きを牽制するねらいもあるとみられる。

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