松山・津田中プール水流出:校長ら3人に134万円請求へ−−市教委 /愛媛

松山・津田中プール水流出:校長ら3人に134万円請求へ−−市教委 /愛媛
毎日新聞 2012年1月21日(土)16時0分配信

 松山市立津田中学校(同市北斎院町)で、昨年7月から約55日間、プールの注水バルブが開いたまま約9900立方メートルの水が流出した問題で、同市教委は20日、同中の校長と教頭、プール管理責任者の体育主任教諭の3人に計134万円の損害賠償を請求する、と発表した。3人は賠償に応じる方針で、市教委は2月開会の市議会に賠償を求める議案を提案する。
 市教委によると、再調査の結果、夏休み前に最後にプールを使用した昨年7月15日に体育主任がバルブ閉鎖を確認していなかったことが判明。9月7日に別の教員が見つけるまで水が流出し続け、上水道使用料268万円分の損害が出た。
 一方、市教委がプール漏水防止マニュアルを作っていなかったことや閉め忘れた教員を特定できなかったことから、賠償請求額は実際の損失の半額分とした。下水道使用料(237万円)は、プールの水を直接河川に流していることから損害はなかったとした。
 市教委は「マニュアルを作成し、研修会を実施した。今後同様の問題を起こさないよう徹底したい」としている。【栗田亨】

1月21日朝刊

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