県教育委員会はわいせつ行為で2人の男性教諭を懲戒免職処分としたと発表しました。 懲戒免職処分となったのは、尾道市立向島中央小学校の男性教諭(29)と、県東部の県立高校に勤務する男性教諭(29)の2人です。 県教委によりますと、小学校教諭は2月、広島市中区の商業施設などで女性5人のスカート内にスマートフォンを差し入れたなどとして現行犯逮捕されました。その後起訴され、先月、罰金70万円の略式命令を受けたということです。 一方、県東部の高校教諭は1月、勤務する高校の女子生徒に対して、校内外で複数回キスをしたということです。処分理由について県教委は、生徒が成人していることなどから刑事罰には抵触しないが、教職員としての信用を著しく失墜させたとしています。 今年度の県教職員の懲戒処分は19人で、2014年度以降、最多です。そのうちわいせつ事案は9件と多く、なかでも若い職員によるわいせつ事案が目立つことから、県教委はさらなる意識の啓発に努めたいとしています。