男子高校生をミャンマーの特殊詐欺拠点に連れ去ったとみられる日本人の男が3月25日朝、関西空港に移送されました。 25日午前8時ごろ、大阪府警の捜査員に連れられて関空に到着したのは、藤沼登夢容疑者(29)です。藤沼容疑者は去年8月、大阪市西区で知り合いの男性(当時26)を車に乗せて連れ去り、スタンガンで電流を流すなどの暴行を加え、監禁した疑いなどで25日、逮捕されました。取り調べに対し、容疑を一部否認しているということです。 藤沼容疑者は今年2月にタイ当局に拘束されていて、オンラインゲームを通じて誘い出した宮城県の高校生をミャンマーに連れ去り、詐欺に加担させていたとみられています。 警察は今後、高校生連れ去りのいきさつについても調べる方針です。