タイ当局拘束の男は特殊詐欺かけ子のリクルーター役か 海外犯罪組織の依頼で日本人勧誘

タイ当局に拘束され、ミャンマーの特殊詐欺拠点での活動に関与した可能性があるとされる男について、大阪府警は25日、大阪府内で知人を車に監禁するなどしたとして逮捕監禁容疑などで逮捕した。男は住所不定、無職、藤沼登夢(とむ)容疑者(29)。容疑を一部否認しているという。 府警によると、藤沼容疑者は特殊詐欺の「かけ子」などのリクルーター役で、中国やカンボジアの犯罪組織から依頼を受けて、日本人を集めていたとみられる。 逮捕容疑は昨年8月、大阪市西区の路上で、20代の知人男性を車に乗せて、スタンガンで暴行して監禁するなどしたとしている。府警は背景に金銭トラブルがあったとみて調べている。 ミャンマーの拠点では約1万人の外国人が監禁されていたとみられ、タイ当局は宮城県や愛知県の高校生をミャンマーとの国境付近で保護し、藤沼容疑者を拘束していた。日本の警察当局は、藤沼容疑者が宮城県の高校生を連れ去りミャンマーで特殊詐欺に加担させた可能性もあるとみて慎重に調べる。

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