「二度とこういうことが起こらないように」官製談合の再発防止へ 町職員対象にコンプライアンス研修会(山形・高畠町)

高畠町の職員が官製談合と収賄の容疑で逮捕されたことを受け、町はきょうから再発防止を目的に、職員を対象としたコンプライアンス研修会が開かれました。 高畠町 髙梨忠博 町長「このたび発生した2件の事件とも行政マンとしてのコンプライアンスの欠如によるものと判断いたしました」 高畠町の職員による官製談合事件は、町が去年11月に行った橋の補修設計業務の指名競争入札でおきたものです。 建設課の職員が建設関連会社に予定価格などを教え、見返りとして現金およそ100万円を受け取ったとされています。 この職員は官製談合と収賄の容疑で先月と今月にかけて2度逮捕されました。 職員の逮捕を受け、町は再発防止のため、入札制度を見直すための検討委員会を今月17日に設置しました。 そして、町ではきょうから全職員を対象にしたコンプライアンス研修会を開いています。 研修会には日本マネジメント協会の野口裕一さんが講師として招かれ、不祥事が起こる主な原因として職場のコミュニケーション不足や他者への無関心をあげました。 また、利害関係者との付き合いには節度とけじめを持つ必要があることなどを職員に伝えていました。 高畠町 髙梨忠博 町長「ご迷惑をかけたので二度とこういうことが起こらないようにする研修と考えていただければ良いかなと。いろいろな問題を起こさないような仕組みづくり、制度を確立していきたい」 研修会はきょう2回実施され、職員262人が参加しました。残る職員はあすの研修会に参加するということです。 町ではこうした取り組みを通して、再発防止に努めたいとしています。

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