小4女児死亡、虐待の訴えを父に渡した課長降格
読売新聞 2019/3/28(木) 19:02配信
千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(10)が自宅で死亡した事件で、同市と同市教育委員会は28日、父親からの虐待を訴えた心愛さんのアンケートのコピーを父親に渡した市教委学校教育部次長兼指導課長(58)を停職6か月とするなど、職員12人を懲戒処分とした。指導課長は主幹に降格とした。
市は、指導課長の行為について「地方公務員法と市個人情報保護条例に違反する」とし、「市教委と市、児童相談所などの情報共有が足りず、重篤性や緊急性の認識が欠けていたことが事件の一因」と説明した。懲戒処分はこのほか、学校教育部と市児童家庭部の幹部職員ら6人を減給10分の1(3か月)、5人を戒告とした。
鈴木有市長と今村繁副市長、佐藤裕教育長については既に、いずれも減給2分の1(3か月)とする関連議案が市議会で可決されている。鈴木市長は記者会見で、「幼い子供の命が失われたことや、社会的影響の大きさに鑑(かんが)みて厳正な処分を行った」と述べた。