「海星高は認識改めて」 長崎いじめ自殺、遺族が献花
共同通信 2020/4/19(日) 17:05配信
2017年4月20日に自殺した長崎市の私立海星高2年の男子生徒=当時(16)=の両親が19日、命日を前に現場の公園で献花した。学校の第三者委員会が「自死の主たる要因はいじめ」と結論付けた報告書を海星高は受け入れておらず、両親は「認識を改め、再発防止策を講じてほしい」と強調した。
母親(48)は毎年母の日に、男子生徒からカーネーションを贈られていた。この日両親は前日に買ったカーネーションを、生徒が亡くなった現場に供えた。手を合わせた母親は「争いを好まない優しい子だった。息子の死を無駄にしたくないだけなのに、なぜ学校は認めないのか」と寂しそうに語った。
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「次の犠牲者出さないで」と訴え 長崎いじめ自殺で両親会見
共同通信 2020/4/20(月) 17:49配信
2017年4月に自殺し、いじめが要因とされた長崎市の私立海星高2年の男子生徒=当時(16)=の両親が20日、命日に合わせて記者会見を開き「次の犠牲者を出さないために学校は真摯に対応してほしい」と訴えた。学校は「自死の主たる要因はいじめ」と結論付けた第三者委員会の報告書について「論理的飛躍がある」として受け入れを拒否している。
私立校でいじめ事案が発生した場合、制度上、行政は介入できない。両親はこの日、学校側への指導の徹底を求めた要望書を県に提出。男子生徒の母親(48)は「私立も公立も子どもの命の重さは同じだ」と訴えた。
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