教え子の9歳女児の下半身触った元担任教諭に懲役1年の実刑判決…名古屋地裁
読売新聞オンライン 2022/5/10(火) 11:47配信
2019年に小学校の担任教諭として受け持っていた女児(当時9歳)の体を触ったとして強制わいせつ罪に問われた被告の男に対し、名古屋地裁(山田耕司裁判長)は10日、「教師の立場を悪用し、悪質性は際立っている」として、懲役1年(求刑・懲役1年6月)の判決を言い渡した。同地裁は被害者特定につながらないよう、公判で被告と被害者の双方を匿名とした。
判決によると、被告は19年9月、女児が13歳未満と知りながら、小学校の休み時間中にクラスの教室で、女児の半ズボンの中に手を差し入れ、下半身を触るわいせつ行為をした。
事件の目撃者はおらず、女児の証言の信用性が争点となった。弁護側は女児の証言に不自然な点があるなどと主張、無罪を訴えていた。判決は「女児の供述内容には迫真性がある。想像のみで作り出した内容と考えがたい」と結論づけた。弁護側は控訴する方針。