女子中学生自殺問題「いじめとの因果関係」再調査開始
テレビユー山形 2022/10/14(金) 19:06配信
去年、いじめを受けていた山形県酒田市の女子中学生が、校舎から飛び降り、死亡した問題。
きょう「いじめ」と「自殺」の因果関係を再調査する、一回目の委員会が開かれました。
この問題は、去年2月、酒田市立第一中学校で、
当時1年生の女子生徒が、校舎4階から飛び降り死亡したものです。
その後、女子生徒はいじめ行為を受けていたことが分かっています。
市が設置した第三者委員会がいじめと自殺の因果関係を調べ丸山市長に報告書を提出しましたが、遺族は、事実認定にかかる経過などが表現されていないとして再調査を希望。
これを受け、県外の弁護士などを委員に再調査のための調査委員会が設置されきょう一回目の委員会が開かれました。
酒田市 丸山至 市長
「公正にお願いした事項について調査、審議してまとめていただけたら」
委員会は非公開で行われ、きょうは第三者委員会が作った資料の確認と、今後の進め方を共有したということです。
酒田市いじめ重大事態再調査委員会
栗山博史 委員長(弁護士)
「しっかりお子さんの気持ちに向き合って調査をしていくという共通認識。それに対して誠意をもって取り組んでいくという発言はでていた」
委員には弁護士のほか、福祉や心理学の専門家も選ばれていて、今後は遺族の意見を聞く機会も設けたいとしています。
次の委員会は、来月25日に開かれます。