富山市中3生自殺で第三者委員会が初会合 いじめの有無を調査
北日本放送 2023/1/13(金) 19:23配信
去年11月、富山市内の女子中学生が自殺した問題で、市教育委員会が設けた第三者委員会が13日、初会合を開きました。
いじめの有無などを調査し、7月ごろをめどに提言をまとめます。
第三者委員会は弁護士と大学教授、それに社会福祉士のあわせて3人でつくります。
富山市教育委員会 砂田友和事務局長
「重大事態の疑いのある事案として、あらゆる可能性を排除せず 公正性・中立性を確保しながら、事実関係を明確にするための厳正な調査が必要であると」
13日の初会議では、今後の調査の進め方などについて非公開で話し合われました。
会議の終了後、富山市教育委員会が取材に応じ、自殺した生徒の保護者から話を聞くほか、教員や生徒など関係者への聞き取りや書類での調査を行う方針を決めたと説明しました。
富山市教育委員会 川端紀代美学校教育課長
「保護者代理人と連絡を取り、当該生徒の保護者の聞き取り調査、意向を伺う、一番早急にやらなければならないと」
富山市教育委員会 竹脇孝志事務局次長
「受験というデリケートな時期ということも踏まえて1人1人の背景を推察したうえで慎重に進めなければいけないが、3月卒業ということがある。そこまでには終えなければいけないという議論はあった」
第三者委員会はことし7月をめどに調査を行い、市教育委員会に対する提言をまとめる方針です。
第三者委員会に対しては、自殺した生徒の親が先月、速やかに調査を行うよう要請書を送付し、少なくとも6人の教職員への聞き取りや調査結果の報告書に自身のコメントを付け加えることを求めたと明らかにしています。