県立高校で保護者から集めた約400万円が使途不明 40代の女性職員が流用を認める
UTYテレビ山梨 2021/5/28(金) 19:37配信
山梨県の甲府城西高校で、保護者から集めた模擬試験の費用など約400万円が使途不明になっていることが明らかになりました。
40代の女性職員が、不正流用を認めているということです。
山梨県教育委員会などによりますと4月20日、甲府城西高校に模擬試験の業者から未払い金があると連絡がありました。
高校で調査したところ、保護者から集めた模擬試験の費用や教材費など30件、計約400万円が使途不明になっていたことが分かったということです。
この徴収金は、40代の女性職員が1人で管理していて、聞き取りに対し不正流用を認めました。
一方で、私的には使っていないなどと話し、何に支出したかは明らかにしていないほか、弁済も現時点で60万円にとどまっているということです。
高校は、女性職員の刑事告訴や損害賠償請求も検討しているとしています。
これを受け県教委は、5月28日臨時の校長会を開きました。
この中で県教委は、今回出納簿と通帳の照合作業が正しく行われていなかったとして、41の全ての県立学校に対し、出納簿と通帳原本の残高を確認する緊急点検を行い、6月10日までに報告するよう求めました。
[UTYテレビ山梨]