推薦願書出し忘れ 高岡の中学、2人受験できず

推薦願書出し忘れ 高岡の中学、2人受験できず
北日本新聞 2013年1月24日(木)12時41分配信

 高岡市内の中学校が今月、石川高専(石川県津幡町)の推薦入試を受ける予定だった生徒2人分の出願書類を提出し忘れ、生徒が受験できなかったことが23日、分かった。学校と市教委は生徒と保護者に謝罪した。県教委教職員課は「事実関係を確認した上で、処分を検討する」としている。

 高岡市教委によると、この中学校では7日夜、校長や教頭を含む教員約20人が、石川高専や私立高などへの158人分の推薦入試出願書類を点検し、封筒に入れる作業をしていた。

 石川高専については宛名に間違いがあったため作業を中断。翌日に封筒を書き直して郵便局で郵送手続きをすることとし、金庫に保管した。しかし、封筒を書き直す担当者が決まっていなかったため、翌日はどの教諭もその作業をしなかった。

 郵送をめぐる不手際もあった。担当することになっていた教諭は空き時間がなくなったため別の教諭に郵送を依頼したとする一方、依頼された方の教諭は「頼まれたという認識がない」と話しているという。

 このため、封筒の書き直しや郵送がされないまま、願書、校長名での推薦書、調査書、検定料の振込金証明書の四つの出願書類は金庫に放置された。推薦入試の出願期間は今月7〜10日。締め切りから1週間後の17日、推薦入試に臨む2人への説明の準備をしていた教諭が受験票が学校に届いていないことに気付き、書類を出し忘れていたことが判明した。19日の入試日の2日前だった。

 市教委は18日に中学校から報告を受け、市内の中学校と特別支援学校計13校に文書を出し、入試業務に関する点検作業を徹底するよう求めた。学校教育課の山口課長補佐は「チェック態勢が学校全体でずさんだった。生徒には大変申し訳ない」としている。

 生徒2人はともに石川高専を第一志望とし、一般入試で受験する意向を示しているという。

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