女優・広末涼子容疑者(44)が8日、静岡県島田市の病院で看護師を蹴るなどしてけがを負わせたとして、静岡県警掛川署に傷害の疑いで現行犯逮捕された。7日に交通事故を起こし、搬送先で暴れた疑い。所属事務所は公式サイトで謝罪し、芸能活動の自粛を発表した。同容疑者は取り調べ中に大声を出すなど不審な動きもあることから、捜査関係者は薬物検査を行う可能性も言及した。9日にも検察庁に送致される。 掛川署は当初、「自称広末容疑者」と発表し、SNSなどで大きな話題になった。県警によると、広末容疑者は乗っていた車に所持品を残してきた可能性があり、搬送時は身分証明書を持っておらず、親族など第三者による確認ができなかったためとしている。 過去には有名俳優を名乗ったりする、なりすましの容疑者もいた。元東京地検特捜部副部長・若狭勝弁護士は「今回はたまたま、広末涼子本人だったが、別人の場合もありえる。免許証に記載されている本名と芸名が違う場合には、確認に手間がかかる場合もある。本人が『広末涼子』と言っているだけでは、ウラを取り切れた(確証が取れた)とは言えないので、当初は『自称』という言葉がついていた」と説明した。