早大教授、調査研究報告書で盗用…処分を検討
読売新聞 2012年9月6日(木)11時35分配信
早稲田大学人間科学学術院の松居辰則教授(47)が、文部科学省の委託で実施した調査研究の報告書に、別の報告書などを盗用する不正があったとして、同大が調査委員会を設置し、処分を検討していることがわかった。
同大によると、報告書は「社会人の大学院教育の実態把握に関する調査研究」で、同省が2009年度、同大に約900万円で委託。松居教授が代表者となり調査を実施し、10年春に同省に報告書を提出したが、昨年9月、学内から盗用との指摘があった。
同大学術研究倫理委員会に調査委を設け、本人から聞き取りをするなどした結果、報告書の8か所で、職業能力開発総合大学校がまとめた報告書などを盗用する不正が判明した。
松居教授は調査委に「出典を示すのを忘れた」と話したという。同省は昨年9月、同大から連絡を受け、報告書をホームページから削除している。
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早大教授、文献盗用か=委託の文科省、HPから削除
時事通信 2012年9月6日(木)12時13分配信
早稲田大の松居辰則・人間科学学術院教授が代表を務めた研究チームが、文部科学省から委託されてまとめた大学院教育に関する調査研究報告書に、出典を明示しない記述が複数見つかったことが6日、分かった。同大は盗用の疑いがあるとして調査中で、結果がまとまり次第、松居教授を処分する方針。
早大の調査に対し、松居教授は「出典を示すことを忘れた」と説明。連絡を受けた文科省は、ホームページに掲載していた報告書を削除した。
盗用の疑いがあるのは、2009年度に文科省から委託された「社会人の大学院教育の実態把握に関する調査研究」。約10人のチームが大学院の専攻など各大学のアンケート調査などを行い、10年春ごろ提出された。
学内の関係者から昨夏、指摘を受け、盗用を見つけるコンピューターソフトで調べた結果、少なくとも8カ所で、引用の明示や執筆者の了解がないまま記述していた。
早大の話 調査継続中で、結果がまとまり次第、厳正に処分する。