教員不祥事：教育委員の責務など、有識者意見交換−−県庁 ／静岡
毎日新聞 2012年9月9日(日)11時37分配信
教育現場の相次ぐ不祥事を受け外部有識者の意見を聞く「教育行政のあり方検討会」（座長、興直孝・静岡文化芸術大理事）の２回目の会合が８日、県庁で開かれた。教育委員の果たすべき責務や活動などについて意見を交わした。
この日はメンバー９人全員が出席。教育委員について「予算の権限がないなど、実質的に持っている権限と法で規定している責任の重さにずれがある」「将来的に制度の改正が必要なのではないか」などの意見が出た。
また、教育委員の理想像について「教育に関する情報や知識などを把握した人がなるべきだ」などの声が上がった。
検討会は１２月に３回目が開かれる予定。出された意見は最終的に意見書としてとりまとめ、川勝平太知事に提出される。【山本佳孝】
９月９日朝刊