飛行機と偽り新幹線で往復、差額手にした准教授
2012年9月10日16時57分 読売新聞
下関市立大(山口県下関市)の男性准教授(48)が、東京出張などの際に飛行機を利用したように大学に申請し、実際には運賃の安い新幹線で往復するなどの行為を少なくとも9回繰り返し、差額の計約16万円を不正受給していたことが、読売新聞の情報公開請求で分かった。
大学などによると、准教授は柔道部顧問だった2009年6月、試合の視察目的で東京に出張。往復の航空運賃5万4000円の領収書を大学に提出後、飛行機の予約を取り消して払い戻しを受け、実際は運賃3万8560円の新幹線を利用し、差額など1万7120円を不正受給していた。
10年2月、大学の定期監査で発覚。大学が07年度まで遡って調査したところ、09年6月の不正を含めて08、09年度に計9回、同様の手口で差額(1回当たり1万3220〜2万4200円)を受給していた。
大学の旅費規程では、飛行機利用の際、搭乗券の提出を義務づけていないため、不正に気づかなかった。大学側は昨年1月18日付で准教授を戒告処分としたが、公表の対象外だった。
准教授は読売新聞の取材に対し、「出張旅費の変更手続きが面倒だった。学会の参加費などを自己負担したこともあり、差額ぐらい受け取っていいだろうと解釈した。悪意はなかったが反省している。差額分は返還した」と話している。