(朝鮮日報日本語版) 園児数水増しで不正受給、39件を摘発
朝鮮日報日本語版 2014年1月17日(金)10時33分配信
監査院は昨年6月から1カ月間にわたり、保健福祉部や教育部(いずれも省に相当)、地方自治体などを対象に、保育所の保育料をめぐる実態について調査を行った。その結果、保育士や園児について虚偽の登録をし、人件費に対する補助金や基本保育料などを不正に受け取るなどの不当な行為を39件摘発した、と16日発表した。
監査院によると、全羅南道麗水市や木浦市など四つの行政区域にある6カ所の保育所は、園長や経営者の親戚など9人を、保育士として勤務しているかのように見せ掛け、人件費に対する補助金として約3億600万ウォン(約3000万円)を受け取り、クレジットカード代や子どもの塾の費用など個人的な用途に使っていたことが分かった。
また、慶尚南道昌原市など30の行政区域にある55カ所の保育所は、ほかの児童センターや幼稚園の職員59人を、自分の保育所に勤務していると報告し、基本保育料として約3億2400万ウォン(約3200万円)を不正に受け取っていた。また、忠清北道清州市興徳区や仁川市南洞区など全国495カ所の保育所は、海外に滞在している乳幼児545人を保育しているように装って保育日数を報告し、約4億9800万ウォン(約4900万円)を不正に受け取っていた。