いじめ把握、全保護者も対象に 県教委、児童生徒と同時調査
山形新聞 2014年2月8日(土)10時21分配信
天童市の中学1年の女子生徒(12)が山形新幹線にはねられ死亡し、いじめに遭っていたと書かれたノートが見つかった問題を受け、県教育委員会は7日、公立の全小中高、特別支援学校の児童生徒約11万4千人の保護者にもいじめ把握のためのアンケートを行うことを明らかにした。3月にかけて公立全校で行う児童生徒への調査と同時に実施する方針。
山形市の山形グランドホテルで同日開かれた県市町村教委協議会教育長会総会で示した。全ての保護者を対象にしたいじめ把握のためのアンケートは初。最近1〜2カ月の子どもの様子から、いじめを受けていないか、気になることがないかについて記入する様式で、学校側がいじめに気付く手段の一つとして行う。
学校にはいじめ対策の点検表を新たに配布する。各校は「気になる子どもについて校長まで報告、相談する体制になっているか」など、適切な対応や未然防止の観点から自校の対策について振り返るとともに、年度ごとに教委に報告する。
総会には市町村教育長ら約40人が出席し、菅野滋県教育長が「いじめはどこにでも起こり得るという危機意識を持って取り組まなければいけない」とあいさつ。意見交換では「アンケートに頼るのではなく、日ごろの観察、関わりが基本」「教員だけでなく、校務員を含めて子どもの情報を共有している好例もある」などの発言があった。
総会後の取材に対し、天童市教委の水戸部知之教育長は「二度とこのようなことのないように、丁寧に原因を究明したい」と述べた。