<高3飛び降り>いじめ自殺か 携帯端末に「絶対許さない」

<高3飛び降り>いじめ自殺か 携帯端末に「絶対許さない」
毎日新聞 2014年2月16日(日)7時30分配信

 福岡県内の私立高校3年生の男子生徒(当時18歳)が昨年11月、マンションから飛び降り自殺し、携帯端末に同級生からのいじめをうかがわせる書き込みをしていたことが分かった。学校は近く第三者による調査委員会を設置する。県警も同級生らから任意で事情を聴いている。

 学校などによると、男子生徒は昨年11月11、12日に学校を無断で欠席し14日未明、自宅から7キロ離れた同県春日市のマンションから飛び降りた。現場に残された携帯端末には、同級生の名前を挙げ「絶対に許さない」などと書かれていた。

 自殺を受けて、学校は同級生87人にアンケートを実施。「事件に関して思い当たることはあるか」との質問に36人が「ある」と答えた。聞き取り調査では、生徒が同級生から▽教室の手すりに粘着テープで縛られていた▽硬いパンをあごにたたきつけられていた▽調理実習で辛くしたマーボー豆腐を無理に食べさせられていた−−といった証言もあった。

 学校側は単発的な暴力行為があったとして、行為に加わった同級生の男子生徒9人を昨年12月、停学処分(5日〜無期)にした。遺族は学校から報告を受けたが今月、再調査を要請。県警にも被害届を出した。学校は「重大ないじめがあったかどうかは、まだ判断できない」としており、調査委で確認する方針。

 生徒の父親(60)は「学校が把握している暴力行為と、私が把握しているものとは違いがある。委員会で真相を徹底的に究明してほしい」と話している。

 昨年9月施行のいじめ防止対策推進法は、いじめ被害の疑いがある場合、学校が事実関係を明確にし、保護者に情報を提供することを義務付けている。【尾垣和幸、野呂賢治】

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