免職元教諭に退職手当3割支給、満額求め提訴へ
2014年3月21日11時45分 読売新聞
酒気帯び運転で懲戒免職となった元岩手県立高校教諭への退職手当不支給処分の取り消しが最高裁で確定したことを受け、県教育委員会は20日、元教諭に退職手当の3割を支給すると発表した。
「勤務状況など様々な状況を考えて総合的に判断した」(県教委教職員課)としているが、元教諭の代理人は、3割の支給は不当だとして満額支給を求めて訴訟を起こす方針を明らかにした。
昨年12月、最高裁で退職手当不支給取り消しを命じる1審・2審判決が確定した。懲戒免職処分は適法とされた。
県教委によると、酒気帯び運転などで懲戒免職処分となった場合は、内規により原則として退職手当を全額不支給としている。懲戒免職となった教職員に退職金を一部でも支払うのは初めてという。
県教委の決定について、元教諭の代理人を務める石橋乙秀弁護士は読売新聞の取材に対し、「3割の根拠について理解できない。割合うんぬんではなく、満額支給を求めて徹底的に争う」と述べ、県を相手取り退職手当の満額支給を求める訴訟を盛岡地裁に起こす方針を示した。
裁判官も弁護士も酔っぱらってるんじゃないのかこれ?
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