コピペで調査書誤入力 4校長を戒告処分 神戸市

コピペで調査書誤入力 4校長を戒告処分 神戸市
神戸新聞NEXT 2014年3月28日(金)20時36分配信

 神戸市立の4中学校が高校入試の合否判定の材料となる調査書に誤った成績を入力した問題で、同市教育委員会は28日、各校の校長4人を戒告の懲戒処分にしたと発表した。校長の監督責任を重く判断する一方、ミスをした進路担当や学年主任ら計6人を口頭による訓戒とした。

 戒告処分されたのは、上野中(灘区)の男性校長(59)▽原田中(同)の男性校長(56)▽長峰中(同)の男性校長(60)▽有野中(北区)の女性校長(56)。誤入力は計37人分で、担当教員らがパソコンの「コピーアンドペースト」(コピペ)機能を使い、原簿からコピーした成績データを調査書に移す際、誤った欄に貼り付けるなどしていた。

 合否への影響はなかったが、市教委は「結果よりも過程を重くみた」としている。

 ほかに、勤務時間中に繰り返し喫茶店に行くなどした北区の小学校の男性管理員(63)と、スポーツ大会に出場予定だった生徒2人の申し込みを担当教員が忘れた長田区の男性中学校長(57)を戒告処分にした。(田中陽一)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする