セクハラ元教頭 別の講師にもセクハラ
RKC高知放送 2023/7/5(水) 19:26配信
高知県土佐清水市の小学校で昨年度、教頭だった男性教員が20代の女性臨時講師にセクハラを行った問題で、元教頭は3年前にも別の20代の女性講師に対し、しつこく交際を迫るなどセクハラ行為をしていたことがわかった。
土佐清水市教育委員会によると2020年4月、市内の小学校で当時、教頭を務めていた50代の既婚者の男性教員が20代の女性臨時講師に対し、携帯電話のショートメールで交際を迫ったほか、「県教育委員会の幹部を紹介する」と言ってドライブに誘うなどセクハラ行為をしていたという。
女性はその年の4月下旬に当時の校長に相談し、校長から注意を受けた元教頭が謝罪したため和解した。翌月には、校長から市教委に口頭でセクハラがあったことが報告がされたが、女性は翌年度の契約を更新せずに学校を離れている。
また、元教頭は去年8月にも別の20代の女性臨時講師に対し、しつこく交際を迫るなどのセクハラ行為をしていたことがわかっている。女性はストレスから突発性難聴を発症し、今年1月に退職した。
3年前にセクハラの事案があったにも関わらずそのまま元教頭を教壇に立たせていたことについて、岡崎哲也土佐清水市教育長は、「被害者のことを考えると和解という形ではなく、そのときに厳しい処分をするべきだったのではないか」と話している。
元教頭は6月から現場を外されていて県教委が懲戒処分を検討している。