千葉国際が民事再生申請 学校運営は「支障なし」 負債30億、開校時の借入金で
ちばとぴ by 千葉日報 2014年5月13日(火)11時40分配信
千葉県君津市三直で中高一貫校を運営する学校法人「千葉国際」(大谷晋示理事長・校長、生徒数572人)は12日、東京地裁に民事再生手続き開始の申し立てをしたと発表した。学校開設時に借り入れた長期債務と遅延損害金が膨らみ続けているためで、負債総額は約30億円に上るとみられる。ただ、生徒数の増加で長期債務を除く収支状況は改善しているといい、同法人は学校運営に支障はないとしている。
千葉国際と同法人の代理人によると、法人は1992年の学校開設時、施設建設費として約25億1800万円を借り入れた。返済を進めたが、長期借入金債務の元本が約16億円残っており、これに対し年14・5%〜15%の遅延損害金が発生、負債総額が増加の一途をたどっている。
これまで、債権者と負債の減額交渉をしてきたが、状況が改善せず、民事再生手続きを行うことにした。申し立ては7日付。14日にも手続きの開始が決定する予定で、再生計画に基づいて債務を整理、圧縮していくことになる。
同法人では、2010年4月に理事長をはじめとした経営陣を刷新、経営再建に取り組んできた。生徒数は11年度と比べ約150人増加し、学校建設時の長期債務を除いた収支状況は、10年度の約2100万円の赤字から、12年度には約4千万円の黒字に転換したという。
同日、木更津市内で会見した大谷理事長は「(長期債務以外は)必要な資金は十分に有しており、経営状況は安心できる状態。学校運営に支障は出ない」と説明。再生手続きを経営再建の仕上げと位置づけており、学費の値上げや教職員のリストラ、経営陣の変更は一切ないとしている。
同法人は、9日から順次、保護者と生徒への説明会を開いており、今後も保護者会などで推移を説明する方針。
同法人は「国際教育」として英語の授業に力を入れているほか、千葉国際高校は、野球やサッカーのプロ選手を輩出している。