助成金570万円を不正受給 横浜・瀬谷区の保育室
カナロコ by 神奈川新聞 2014年5月31日 11時1分配信
横浜市瀬谷区の保育室が、家庭保育福祉員を補佐する「補助員」に対して市が出す助成金を約3年間にわたって計570万9千円分を不正受給していたことが30日、分かった。市は29日付で同福祉員の認定を取り消した。同保育室は不正受給の全額をすでに返還している。
市保育運営課によると、不正受給していたのは計6人分の補助員雇用費。会計担当の男性が実際に補助員が勤務していないのに勤務したとして書類を偽造して区に提出。同保育室が開所した2011年2月から14年1月までで計5190時間分を水増ししていた。
本来は、補助員本人が書類に書かれた出勤状況を確認し押印することになっていたが、会計担当は補助員名の印鑑を購入して無断で押していた。
今年2月に関係者が同保育室について別件で市に問い合わせしたことで発覚。2人いた家庭保育福祉員は不正受給を把握していなかったという。会計担当は「より良い保育施設にするために保育所の修繕や増設、移転を考えていた」などと話しているという。
発覚に伴い、同保育室では2月下旬から保育を休止。市が保育士を派遣するなどし、利用していた7人の子どもの保育は継続し、4月以降は認可保育所や幼稚園などに転園してもらったという。
家庭保育福祉員の保育室は保護者が就労や病気などで昼間保育できない場合、子どもを施設や自宅で保育するサービスで市内に55カ所ある。市は今回の不正を受け、すべての施設の緊急立ち入り調査を実施。問題がないことを確認した。