高校の元校長に罰金９０万円（徳島県）
NHKニュース 2014年12月04日 19時29分
去年７月、徳島市の娯楽施設で客の女子高校生２人の体を触ったとして徳島県迷惑行為防止条例違反の罪に問われた徳島市の私立高校の元校長の裁判で、徳島地方裁判所は、４日、罰金９０万円の有罪判決を言い渡しました。
徳島市の私立香蘭高校の元校長、山岡泰明被告（６０）は、去年７月、徳島市内のお化け屋敷で、別のグループで来ていた女子高校生２人の腰などを触ったとして、徳島県迷惑行為防止条例違反の罪に問われました。
元校長は「ぶつかったが、不安を覚えさせる方法で触れたことはない」として、初公判から一貫して無罪を主張してきました。
４日の判決で、徳島地方裁判所のよし井広幸裁判長は「女子高校生２人の供述は具体的かつ詳細で、お化け屋敷のスタッフなどほかの供述とも整合性があり、信用するに十分だ」として無罪の主張を退けたうえで、「女子高校生らの不快感や嫌悪感は大きい」などとして、元校長に罰金９０万円の有罪判決を言い渡しました。
判決について元校長の弁護士は「主張が認められず残念だ。判決の内容を精査し、今後の対応を検討したい」としています。