体罰アンケ:県教委が実施へ 大阪・桜宮高問題で、児童・生徒と保護者対象に /群馬

体罰アンケ:県教委が実施へ 大阪・桜宮高問題で、児童・生徒と保護者対象に /群馬
毎日新聞 2013年1月25日(金)11時42分配信

 県教委は24日、県内の公立小・中・高校の児童・生徒と保護者を対象にした体罰に関するアンケートの実施を県議会文教警察常任委員会で報告した。
 県教委によると、大阪市立桜宮高の生徒が部活の顧問から体罰を受けた翌日に自殺した問題を受け、23日に文部科学省から体罰に関する実態調査を求める通知があった。通知は、2月末までに現時点で県教委が把握している今年度中に起こった体罰について、4月末までにアンケート結果などに基づいて報告するように求めている。
 県内では今年度、体罰による懲戒処分はないが、昨年7月に高校で男子生徒(3年)を平手で数発たたいた教諭に対して県教委が指導したという。アンケートは3月までに実施する予定で、「内容や実施方法などについては今後検討していく」としている。
 一方、県議会文教警察常任委では、県議から「体罰の定義を明確に示す必要がある」「教員が萎縮して指導に影響が出ないよう取り組んでほしい」などの意見が挙がった。【喜屋武真之介】
1月25日朝刊

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする