法大教授が論文で無断流用 大学出版局が謝罪
朝日新聞 2015年8月29日00時49分
法政大学出版局(東京都千代田区)は28日までに、2月に発売した学術書「水都学�掘廚僚蠎�論文に、著作権を侵害する記述が見つかったと公表した。
出版局によると、岡本哲志法政大教授が執筆した論文中に、横浜都市発展記念館(横浜市)の展覧会図録の表現と酷似した箇所が見つかり、岡本氏が無断流用を認めたという。記念館を運営する横浜市ふるさと歴史財団から7月に指摘を受けて発覚。財団側と協議し、書籍の回収はせず、書店や図書館に謝罪文を送付するなどで合意した。
出版局の郷間雅俊編集部長は「学術書版元としての至らなさを深く反省している。今後は編集段階でのチェック体制を強化していく」としている。