教諭が万引、無免許運転… 滋賀県教委、2人処分へ

教諭が万引、無免許運転… 滋賀県教委、2人処分へ
京都新聞 12月11日 22時20分配信

 大津市教委は11日、市立小の女性教諭(36)が万引を、市立中の男性教諭(26)が無免許運転していた、と発表した。任免権のある県教委が処分する。市立小中教諭の不祥事は4月以降で計5人にのぼり、市教委は緊急の校園長会議を招集して再発防止を指示した。
 市教委によると、女性教諭は育児休業中の7月29日、市内のリサイクル店で9千円相当の服や靴を万引し、大津北署で事情聴取を受け、8月27日に学校に報告した。女性教諭は産後のうつ状態だったといい、12月1日に不起訴処分となった。
 男性教諭は9月26日に市内で制限速度を30キロ上回る道交法違反の疑いで交通切符(赤切符)を交付され、11月11日から12月10日まで免許停止となった。しかし12月4日午後11時ごろ、高島市勝野の国道161号で軽乗用車を運転中に検問を受けて無免許運転が発覚、5日に学校に報告した。
 いずれも市教委の通知などに反して事故直後の学校への連絡を怠っていた。
 大津市では今年6月、小中学校の教諭計3人の酒気帯び運転やひき逃げが相次いで発覚。酒気帯び運転に関わった2人は学校への報告を怠り、市教委は事故時の報告の徹底など指導を強化していた。
 会見で井上佳子教育長は「信頼回復へ取り組む中、生徒の模範となるべき職員が不祥事を再び起こし申し訳けない。人ごとではなくどう(不祥事防止に)取り組むか、職員に求めていきたい」と謝罪した。

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