<セクハラ>生徒に水垂らし「若いからはじく」 教諭処分
毎日新聞 2015年12月23日(水)16時36分配信
広島県教委は22日、膝に座らせるなど女子生徒5人に対しセクハラ行為を行ったとして、県東部の県立高校男性教諭(41)を同日付で停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。男性教諭は同日、依願退職した。
県教委によると、男性教諭は今年6月から9月にかけて、顧問を務める運動部の女子生徒を自分の膝に座らせたり、マッサージを行ったりした。また、生徒がはいていた練習着のショートパンツの股下の長さを測ると称して、手で腹部や内ももを押さえたという。
他にも腹筋をしている生徒の太ももに、自分が飲んでいたコップの水を垂らし、手で拭きながら「若いから水をはじく」という趣旨の発言をしたという。
同じ部活の女子生徒が、副顧問の女性教諭に相談して発覚。男性教諭は「わいせつ目的ではなかった」としているが、県教委の調査に「勘違いし、王様気分、ワンマン社長気分で調子に乗っていた」などと話しているという。【高橋咲子】