「限りなく私的な催し」退官祝宴に大学経費 元教授に600万円返納要求 九州大
西日本新聞 2016年3月26日(土)8時10分配信
九州大は18日、2010年3月に退官した元教授の男性(69)が、退官直前に催した祝賀パーティーに大学の経費(奨学寄付金)を流用していたと発表した。親族も招き、参加者に記念品を贈るなど私的な催しだったとして、元教授に全額600万円の返納を求めた。
九州大によると、元教授は退官前、研究成果を披露するシンポジウムを福岡市のホテルで開いた。続いて、シンポジウムに参加した研究者のほか、妻、親族、知人も招いて約280人で飲食をした。
14年10月、学内関係者からの情報を受け、委員会を設けて調査。元教授は、学内の基準で支出できる「国際学術交流などに伴う懇談会」に当たると主張したというが、大学は「限りなく私的な催しだった」と認定した。元教授から返納の意思は示されていないという。
奨学寄付金は、企業や個人が学術研究や教育奨励などを目的に特定の研究者に贈る。管理は大学が行う。九州大は元教授の氏名や所属先を明らかにしていない。
=西日本新聞朝刊=