中3自殺で初会合=第三者委、進路指導など検証―広島

中3自殺で初会合=第三者委、進路指導など検証―広島
時事通信 2016年3月31日(木)20時53分配信

 広島県府中町で昨年12月、町立中学校3年の男子生徒=当時(15)=が自殺した問題で、同町教育委員会が原因究明のため設置した第三者委員会の初会合が31日、町内で開かれた。

 男子生徒が万引きしたとの誤った記録に基づいて進路指導が行われた経緯など、自殺の原因や背景を検証し、再発防止策を提言する。

 第三者委は、進路指導の専門家や弁護士ら5人で構成。会合の冒頭、高杉良知教育長は「校長を中心に組織的な学校経営が行われていたかなど、多くの課題がある」と述べ、生徒が自殺に追い込まれた背景を多角的な視点から調査するよう要請した。

 終了後、取材に応じた委員長の古賀一博広島大教授(教育行政学)は「生徒や保護者の気持ちに寄り添った誠実な報告に仕上げたい」と話した。検討期限は定めないが、「記憶が曖昧にならないうちにまとめたい」と述べた。

 古賀委員長によると、初会合では委員から「進路や生徒指導の方法に疑義があるのではないか」「ほとんど組織の体を成していなかった」など、学校に対して厳しい意見が出た。

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