体罰高校教諭に減給の懲戒処分 発覚隠蔽工作も 新潟

体罰高校教諭に減給の懲戒処分 発覚隠蔽工作も 新潟
産経新聞 2016年5月21日(土)7時55分配信

 中越地方の高校で昨秋、50代の男性教諭が生徒の頭をたたくなどの体罰をした上、体罰を目撃した別の生徒が書いたアンケートの内容を改竄(かいざん)して発覚を防ごうとしていたことが分かり、県教育委員会は20日、この教諭を減給2カ月の懲戒処分にした。

 県教委は今年1月、体罰の有無を調べるため県内の公立学校の生徒を対象にアンケートを実施。この教諭が昨年11月、指導の際に男子生徒を平手打ちしているのを目撃したと書いた別の生徒がその後、学校側に相談したことをきっかけに、体罰に関する記述が消されていたことが判明した。

 この男性教諭は「体罰ではなく指導の範囲と思ってやったことを体罰だと書かれたので消した」と改竄を認め、昨年10月にも学校行事で騒いでいた男子生徒の頭をげんこつでたたいたことを申告したという。

 県教委は、体罰に関する調査の用紙は封筒に入れるなどして内容が見えないように回収するよう定めており、次回の調査の際、徹底するよう各校に促す方針。

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