中1生徒平手打ちの男性教諭に罰金…「指導を逸脱」も「ふだんはまじめで熱心」 松山地裁
産経新聞 2016.7.14 11:11
松山市立津田中で昨年12月、当時1年生の男子生徒を平手打ちするなどしたとして、傷害罪に問われた40代の男性教諭=休職中=に松山地裁は14日、罰金30万円(求刑罰金50万円)の判決を言い渡した。
南うらら裁判官は判決理由で「生徒に対して怒りをぶつけており、指導の範囲を逸脱している」と指摘したが「普段の仕事ぶりはまじめで熱心だった」と判断した。
判決によると、昨年12月10日午後、教室で男子生徒の胸ぐらをつかんで投げ飛ばし、学校のトイレ個室内で繰り返し頬を平手打ちするなどして、生徒に顔面打撲など約2週間のけがを負わせた。
愛媛県の中学校で40代の男性教師が中学1年の男子生徒(12)に暴行を加えていたことが分かった。暴行は、頭突きやビンタなど20分にわたり、教師は生徒と母親に対して謝罪した。
暴行が発覚したのは愛媛県松山市の市立津田中学校。男子生徒は10日の放課後、教室で友人とふざけていたという。生徒の母親によると、担任の教師は男子生徒の頬をつかんだ状態でトイレに連れていき、カギを閉めた上で約20回にわたりビンタや頭突きなどの暴行を加えた。
「殺してやろうか。耳を聞こえんようにしてやろうか」などと言葉を浴びせ、暴行は約20分にわたり続けられたという。