窃盗の高校教諭を懲戒免職 県教委が処分発表
山陽新聞 2016年11月18日 21時51分 更新
岡山県教委は18日、窃盗容疑などで逮捕、起訴された勝山高校蒜山校地教諭、深井謙作被告(29)を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。監督責任で上司2人もそれぞれ戒告、文書訓告とした。
県教委によると、深井被告は3月以降、県北部の知人女性宅に十数回侵入。8月には県南部のアパートにガラスを割って忍び込み、現金や下着を盗むなどしたとされる。「一方的に好意を持っている女性のことを知りたかった」と話しているという。
県教委による懲戒処分は今年に入り、これで8件目。相次ぐ不祥事を受け、県教委が外部有識者を含めて今春立ち上げた対策チームは、教職員を対象とした新たな研修プログラムを作成し、18日付で市町村教委と県立学校に通知した。
岡山県警真庭署は13日、勤務時間中に同僚の女性宅に侵入したとして、住居侵入と窃盗未遂の疑いで岡山県真庭市蒜山上長田、県立勝山高蒜山校地の教諭、深井謙作容疑者(29)を逮捕した。「洗濯かごを物色したのは間違いない」などと大筋で容疑を認めており、下着を盗もうとしたとみて調べている。
逮捕容疑は5日午前10時15分ごろ、岡山県内の同僚の女性宅に侵入し、押し入れを物色したとしている。帰宅した女性と鉢合わせになり、何も取らずに逃げた。
県教育委員会によると、事件当日は学校祭の準備日で、深井容疑者は上司に「学校祭で必要な物品を買いに行く」と伝えて外出したという。