男児わいせつ、168人被害か=容疑で教員ら6人逮捕―神奈川県警など
時事通信 2017/2/9(木) 12:26配信
男児にわいせつな行為をし、様子を撮影したとして、神奈川県警などは9日までに、強制わいせつや児童買春・ポルノ禁止法違反容疑などで、小学校臨時教員橋本顕(45)=東京都立川市富士見町=、無職開発哲也(35)=大阪府東大阪市新庄=両容疑者ら20〜66歳の男6人を逮捕した。
被害は9都府県の4〜13歳の男児ら168人に上るとみられる。
橋本容疑者は「わいせつ行為ではない」と一部否認し、他の5人は「幼い男児に興味があった」と容疑を認めている。神奈川など7県警は共同捜査本部を設置し、動画など10万点以上を押収した。6人は撮影した画像を交換していたが、インターネットへの流出は確認されていない。
橋本容疑者の逮捕容疑は昨年3月28日、東京都内の公園トイレで4歳の男児の体を触り、腕時計型のカメラで動画を撮影するなどした疑い。開発容疑者は群馬県のキャンプ場で8歳の男児にわいせつ行為をして撮影した容疑で昨年9月に逮捕された。
神奈川県警によると、開発容疑者は旅行代理店の添乗員として2012年以降、NPO法人が企画したキャンプに同行。寝ている男児の体を触ったり、薬を塗るため衣服を脱がしたりする様子を撮影していた。
逮捕された6人のうち大学生ら3人は、開発容疑者とインターネット交流サイト(SNS)で知り合った。同容疑者がボランティアとしてキャンプに参加させ、同様の行為を繰り返していたとみられる。