講義中に派遣登録指示 富山大、准教授を減給処分

講義中に派遣登録指示 富山大、准教授を減給処分
日本経済新聞 2017/2/18 12:46

 富山大は18日までに、講義中に自身が取締役を務める人材派遣会社に登録するよう学生に指示したとして、総合情報基盤センターの40代の男性准教授を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。大学から兼業許可も得ていなかった。処分は14日付。

 大学によると、准教授は昨年6月、自身が担当する講義の試験で不合格となった経済学部と工学部の学生少なくとも35人に対し、派遣会社に氏名や電話番号などの個人情報を登録させたという。試験自体が難しい内容で、全員が不合格だった。

 「登録すれば単位を与えると持ち掛けられた」と学生が大学に相談して発覚した。准教授は大学に「アルバイトを紹介したかっただけ」と説明している。大学は准教授を講義から外した。〔共同〕

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