合否判定でミス、「減給処分」が戒告に…男性教諭の不服申し立てで修正

合否判定でミス、「減給処分」が戒告に…男性教諭の不服申し立てで修正
産経新聞 2017/6/9(金) 10:36配信

 高校入試で合否に影響が出るミスをしたとして、府教育委員会が府立美原高校に勤務していた男性教諭(58)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分としたことについて、府人事委員会は戒告に修正する決定をした。教諭が8日、明らかにした。

 美原高校は合否ラインの前後の受験生を「ボーダーゾーン」と設定していたが、誤った判定基準を用い本来なら合格の受験生2人を不合格とした。教諭は入試の実務担当者で、ミスにつながる資料を作成したとして処分された。

 決定によると、入試の責任者だった校長と教頭の責任はより重いにもかかわらず、教諭を校長らと同じ内容の処分としたことについて、府人事委は「違法な処分」と結論付けた。

 平成25年10月に懲戒処分を受けた教諭は「処分は著しく重い」として取り消しを求め、同年12月に不服申し立てをしていた。

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