<教諭免許偽造>男に実刑判決 全国で犯行繰り返し教壇に

<教諭免許偽造>男に実刑判決 全国で犯行繰り返し教壇に
毎日新聞 2017/7/22(土) 9:16配信

 失効した教諭免許を偽造し、宮崎県延岡市内で中学の臨時講師になろうとした男が18日、宮崎地裁(岡崎忠之裁判長)で懲役2年6月(求刑・懲役3年)の実刑判決を受けた。男は全国各地で犯行を繰り返し教壇に立っていた。採用面接した延岡市教委の関係者は「卑劣な犯行だ」と憤っている。【塩月由香】

 偽造有印公文書行使などの罪に問われたのは住居不定、無職、橋本正仁被告(57)。判決などによると、橋本被告は4月12〜16日、自身が以前取得した中学校教諭免許状などに記載された旧姓「古畑」に、養子縁組で改名した「橋本」と貼り付けるなどして偽造。12日に延岡市内の中学校で面接を受け、17日に県教委と同校に提出した。

 公判や捜査関係者への取材によると、橋本被告は福岡県出身。福岡県内の中学教諭だった2005年に児童買春禁止法違反容疑で逮捕。執行猶予付きの有罪判決が確定し、免許を失効した。

 3年後に再取得できる教育職員免許法の規定により、10年に山口県内で免許を取得し無免許運転などで再び失効。その後、免許失効を隠したまま関東地方で教諭を続け、14年には免許の偽造などで実刑判決を受け、服役した。

 出所後の今年3月、橋本被告は「古畑のままでは受からない」と改名し、臨時講師を募集していた延岡市教委を通し中学校の面接を受けた。その後、免許更新手続きのため訪れた県教委で、各都道府県教委共通の教諭免許のデータベースで「該当者なし」と出て偽造が判明した。

 採用予定だった中学校教頭は「(書類が偽造と知ったときは)ショックだった。面接時には教育への思いを熱心に語っていた」と述べ「憤りを感じる。採用前に分かり生徒への影響が出ずよかった」と話した。

 宮崎地裁の岡崎忠之裁判長は判決理由で「重要な証明文書に対する社会的信用が害された結果は重大で、身勝手な犯行」と批判。その一方で「もう二度とないように更生して」と説諭した。橋本被告は代理人弁護士を通じ「話すことは何もない」とコメントした。

またやってたのかこいつは!

古畑(→近藤→橋本)正仁の一連の事件おさらい

2005年 福岡市立松崎中学教諭「古畑正仁容疑者(45)」を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(買春)容疑で逮捕
      ↓
2007年〜2010年まで免許失効中であることを隠して山口県内の私立高校、鴻城高等学校勤務
      ↓
2008年 無免許運転で罰金刑
      ↓
2010年 再び無免許運転で罰金刑
      ↓
2010年 山口県教委から教員免許の再交付
      ↓
2011年 鴻城高等学校が教育職員免許法違反容疑で古畑正仁を告発 
      ↓
2011年 大阪府貝塚市立第四中学校に潜り込む
      ↓
2012 年 1月に教育職員免許法違反で取り調べのため山口地検に出頭したときに無免許運転
      ↓
2012年 3月にも、無免許のまま、大阪府岸和田市で車を運転した
      ↓
2012年 7/3 道路交通法違反で懲役10月、執行猶予4年の有罪判決(求刑・懲役10月)
      ↓
2013年 4月 埼玉県秩父市の市立中学校に潜り込むが素性がバレてクビ
      ↓
2013年 8月 埼玉県警秩父署により教育職員免許法違反(無免許)容疑で逮捕
      ↓
2014年 9月 福岡県飯塚署により偽造有印公文書行使の疑いで「近藤正仁容疑者(54)」を逮捕
      ↓
2014年 12月 福岡地裁にて懲役1年4月の実刑判決
      ↓
2017年 3月 出所後、養子縁組で「橋本正仁」となり、宮崎県延岡市内で中学の臨時講師採用を目論むも教員免許偽造が発覚、逮捕。宮崎地裁にて懲役2年6月の実刑判決(NEW!)

以下、古畑(→近藤→橋本)正仁の過去の記事一覧

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする