パワハラ訴え3人退職 山形大リチウム電池研究拠点 センター長による行為、常態化か

パワハラ訴え3人退職 山形大リチウム電池研究拠点 センター長による行為、常態化か
河北新報 10/5(木) 9:38配信

 国内最先端のリチウムイオン電池研究で知られるで今年3〜5月、少なくとも職員3人がセンター長の男性教授からパワーハラスメント(パワハラ)を受けたとして、退職していたことが4日、同大職員組合などへの取材で分かった。組合は5〜7月、大学が実態を把握しているかどうかを問う質問書を小山清人学長宛てに2度提出したが、大学はパワハラの有無に関しても回答を拒んでいる。

 退職していたのは、研究支援担当の男性職員2人と女性職員1人。男性職員の1人と女性職員は3月末付で、別の男性職員1人は5月末までに退職した。

 職員組合によると、男性職員2人は口汚い言葉で一方的にののしられたり、机の上に侮辱的な書き置きを残されたりするパワハラがあったと訴えた。

 このうち1人は昨年9月、学内のハラスメント防止規程で定められた相談窓口にパワハラ防止の対策を要望。その後、今年3月末での雇用打ち切り(雇い止め)を通告されたという。

 組合関係者は「昨年4月に2018年3月まで継続雇用すると伝えられていたのに、唐突に雇い止めに遭った。センター長からの報復の疑いもある」と指摘している。

 学長宛ての質問書で、組合は「センター長によるパワハラが常態化していたことは疑いの余地がない」とした上で、「恐怖心から今も何も言えない状況に置かれている職員がいる可能性もある」と強調している。

 センター長は民間企業出身。機能性電解液分野の第一人者で、蓄電関連企業の集積で地域経済の活性化を目指す「飯豊電池バレー構想」のけん引役として、産業界からも注目を集める。

 河北新報社の取材に大学は「個別のハラスメント案件と組合とのやりとりについて、大学として申し上げることはできない」(総務部長)と回答。センター長は「取材に応じる立場ではない」とのメールを寄せた。

[山形大xEV飯豊研究センター]山形大と山形県飯豊町が整備したリチウムイオン電池の研究開発拠点。「xEV」は電動輸送機器の総称で、自動車などに使われる電池の試作工場の機能も持つ。開所は2016年5月。自動車、ロボット関連企業など約50社が研究開発に加わっている。

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<山形大パワハラ>書き置きに「役立たず」激高、はさみ投げ付ける
河北新報 2017/10/5(木) 9:40配信

 山形大が誇る高性能・高容量電池の開発拠点で、陰湿なパワハラが繰り返されていた疑いが浮上した。一方的に罵倒の言葉を浴びせられたり、はさみを投げ付けられたりした職員が組合に相談を寄せていた。

 組合関係者によると、雇い止めを受けた男性職員は机の上に「役立たず」「ボケが!」などと書き置きされたり、文字のサイズを大きくした暴言のメールを送られたりした。体調を崩し、不整脈などで通院するようになった。

 突然激怒したセンター長からはさみを投げ付けられたり、退職で生じるセンターの損失を穴埋めするよう、高額な寄付を迫られたりした職員もいたという。

 組合関係者は「今は落ち着いているようだが、センター長の顔色を気にして、おびえながら働いている職員は少なくない」と話している。

 

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<山形大パワハラ疑惑>学長「パワハラは把握していない、あれば処分している」
河北新報 2017/10/6(金) 10:31配信

 山形大xEV飯豊研究センター(山形県飯豊町)の職員3人が今年3〜5月、センター長の男性教授からパワーハラスメント(パワハラ)を受けたとして相次いで退職した問題で、小山清人学長は5日の定例記者会見で「パワハラがあれば処分している。処分はしておらず、パワハラは把握していない」と述べた。

 同大職員組合は今年5〜7月、退職した職員が侮辱的な書き置きを机に残されたり、はさみを投げ付けられたりする嫌がらせを受けたとして、事態を把握しているかどうかを問う質問書を学長宛てに提出。質問書では「センター長によるパワハラが常態化していたことは疑いの余地がない」と指摘した。

 小山学長は今後、調査する考えがあるかどうかの質問には「訴えが出ていて、調査の依頼やパワハラの事実がきちんと認識されれば調査はする」と語った上で「事実を大学が把握しなければならない。組合は組合だろうが、大学は大学だ」と話した。

 職員組合の品川敦紀執行委員長は「把握すらしていないというのは論外だ。大学はきちんとした調査を行うべきだ」と強調した。

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<山形大パワハラ疑惑>関係者証言「知っているだけで10人辞めた」「怒鳴り声にビクビク」
河北新報 2017/10/6(金) 10:32配信

 山形大xEV飯豊研究センターで、センター長の男性教授からパワハラを受けたとして職員3人が退職した問題で、センター長が所管する研究施設の複数の関係者が5日までに、河北新報社の取材にパワハラの実態を証言した。

 米沢市の研究施設で2年ほど前、男性教授の下で働いていた男性は「知っているだけで10人ぐらいが辞めた。理由はほとんど先生のパワハラだ」と言い、こう振り返る。

 「とにかくわずかなミスでも許さない。同僚たちの前で大きな声でしかる。当時は数日置きに怒鳴り声が職場に響き渡り、みんなビクビクして顔色をうかがいながら仕事をしていた」

 別の男性は「メールで執拗(しつよう)に責められた。機械を誤って故障させた時、損害賠償みたいな脅し文句まで言われた。あまりのしつこさにうつ病になった同僚もいた」と語った。

 単年度契約の職員も多く、「契約を打ち切られるのが怖いので、ひたすら耐えるしかない」という人も。パワハラの訴えに向き合おうとしない大学の対応には「私たちスタッフはただの駒。使えなくなったら切り捨てればいいという考えのようで悲しい」と話した。

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学生が自殺しても職員が大量に辞めても、因果関係を認めない山形大は、東北大からブラック企業の大学トップの座を奪いたいとしか思えない。

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