切手222万円分使途不明 横領容疑で元臨時職員を告訴/青森県立保健大
デーリー東北新聞社 2018/2/8(木) 10:06配信
青森県立保健大(上泉和子理事長)は7日、2015年度に郵便切手約222万円分の使途が分からない事案が発生していたことを明らかにした。当時、切手の管理・保管を担当していた元臨時職員を業務上横領容疑で青森署に刑事告訴したほか、1月26日に弁済を求める民事訴訟を青森地裁に起こした。
7日、同大で上泉理事長らが臨時会見を開いた。これまでの内部調査に対し、元臨時職員は横領を否定しており、大学側は性別や氏名、年齢を明らかにしていない。
同大によると、郵送経費が例年と比べて大幅に増えていたことが16年1月に判明し、内部調査を始めた。調査の結果、15年4〜12月の間、教職員が文書発送を依頼する際に提出する払い出し票がないにもかかわらず、出納簿に切手を使った記載があるなど、つじつまが合わない件数が111件・222万4340円分あった。
元臨時職員は14年4月に採用され、当初から総務課で切手の保管、管理をしていた。判明後、大学側の聞き取り調査に応じなかったり、切手使用の有無を教員に尋ねる照会文書をメールボックスから抜き取って自身で回答したりと調査を妨害したという。
この職員は16年3月、大学側が雇用契約を更新しなかったため退職。大学側は今年1月、弁済を求める通知書を出したが、期限内に支払いがなかったため、民事訴訟を起こした。
事案を受け同大は、再発防止策として、郵送する際は切手を使わず料金後納にすることを原則にするほか、払い出し出納簿と切手の枚数を確認するなどを徹底しているという。
会見した上泉理事長らは「学生、保護者、教職員に心配を掛け、おわびしたい。より一層の管理、指導を徹底する」と謝罪した。