強制わいせつ 講師に懲役7年を求刑 地裁岡崎支部

強制わいせつ
講師に懲役7年を求刑 地裁岡崎支部
毎日新聞2018年3月15日 中部朝刊

 勤務先の愛知県知立市立小学校2校で計5人の低学年男女児童にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつ罪に問われた元臨時講師、大田智広(としひろ)被告(30)=懲戒免職=に対し、検察側は14日、名古屋地裁岡崎支部(野村充裁判官)の公判で懲役7年を求刑した。弁護側は寛大な判決を求めて結審した。判決言い渡しは4月12日。

 検察側は論告で「卑劣極まりなく悪質」と指摘し、弁護側は「被告は精神的な治療を受け、社会的制裁も受けている」と主張した。大田被告は最終意見陳述で「被害者の気持ちを一生背負っていきたい」と述べた。

 大田被告は埼玉県の小学校教諭当時、児童ポルノ禁止法違反で罰金刑を受け、停職の懲戒処分となり依願退職した。その後に改名して処分歴を隠し知立市教育委員会に採用されていた。【亀井和真】

愛知県刈谷市に住む小学校の臨時講師、大田智広容疑者(29)

埼玉県朝霞市三原の同市立小学校教諭、大田知宏容疑者(25)

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