わいせつ3教諭を懲戒免職 県教委、無免許運転1人も免職 カナロコ by 神奈川新聞 2018/7/14(土) 8:16配信 神奈川県教育委員会は13日、いずれも自校の女子生徒に対し、校内でみだらな行為をした県立高校の男性教諭(36)、校外でわいせつな行為をした相模原市内の県立高校の男性教諭(24)、キスを繰り返した厚木市内の男性教諭(24)ら3人を懲戒免職処分とした。 県教委によると、三浦半島地域の県立高校の男性教諭は昨年12月から今年1月にかけ、放課後の国語科準備室などで1年生の女子生徒(16)にキスをしたり胸を触ったりした。準備室やラブホテルでみだらな行為にも及んでいた。 女子生徒の保護者が3月に被害を訴えて発覚。横浜地検横須賀支部は5月、県青少年保護育成条例違反罪で男性教諭を起訴し、横浜地裁横須賀支部で6月29日に罰金80万円の判決が出ている。 教諭3人はいずれも学校の指導に反しメッセージを送れるアプリで生徒とやりとりしているうちに恋愛感情などを抱いてしまったという。県教委は監督責任も重くみて校長の2人を減給、1人を戒告とした。 教員のわいせつ事案が後を絶たない状況を受け、県教委は昨年12月に緊急事態を宣言し再発防止策を打ち出したばかりだった。桐谷次郎教育長は職員への指導が不十分だったとして、給料の10分の1(1カ月分)を自主返納する。 このほか2人の懲戒処分も発表。駐車違反などを繰り返して免許停止期間中に無免許運転で検挙された横須賀市立常葉中学校の男性教諭(35)を懲戒免職。顧問を務めるバスケット部で1年生の女子生徒7人に対し平手で頭をたたく体罰や「バカ」などの暴言を繰り返した県立有馬高校(海老名市)の男性教諭(59)を減給10分の1(6カ月)とした。同教諭は2003年3月にも部活上の体罰で減給処分を受けていた。