こぶしで叩く 体罰で小学校教諭を懲戒処分
MBC南日本放送 2018/9/10(月) 19:39配信
鹿児島県教育委員会は、児童の顔を叩いてけがをさせたとして、小学校の男性教諭を減給の懲戒処分にしました。
減給3か月の懲戒処分を受けたのは、大隅地区の小学校に勤務する60歳の男性教諭です。県教育委員会によりますと、男性教諭は今年7月17日の昼休みに、教室でテストのやり直しを提出せずに理由を答えられなかった児童の顔を左こぶしで1回叩き、唇に全治5日のけがをさせました。この2日後に児童の保護者から学校に連絡があり、体罰が発覚しました。
男性教諭は当初、「手が唇にあたった」とうその報告をし、「黙っていれば何事もなく済むと思った」と話しているということです。県教育委員会の調べで男性教諭は、過去7、8年の間に児童の頭を平手で叩くなどの体罰を、少なくとも10回程度はしていたことも分かりました。
このほか県教育委員会は、車でスピード違反をしたとして、北薩地区の県立学校に勤務する58歳の男性教諭を減給1か月の懲戒処分に、姶良・伊佐地区の県立学校に勤務する28歳の男性教諭を戒告の懲戒処分にしました。
3件の懲戒処分を受けて、県教育委員会は「すべての教職員が高い倫理観を持ち、法令順守に努めるよう指導したい」とコメントしています。