<岩手県教委>高3のバレー部員自殺、年内にも第三者委設置

<岩手県教委>高3のバレー部員自殺、年内にも第三者委設置
毎日新聞 2018/10/31(水) 21:33配信

 岩手県立不来方(こずかた)高校3年でバレーボール部員の新谷(あらや)翼さん(当時17歳)が今年7月に自殺し、県教育委員会は31日、自殺と部活動との関連を調査する第三者委員会の設置を決めた。遺族は「顧問の40代男性教諭による行き過ぎた指導が自殺につながった」と訴えており、県教委は年内にも設置する。

 遺族によると、新谷さんは7月3日、自宅で自殺。遺書には「ミスをしたら一番怒られる」など男性教諭から叱責され、バレーボールを続けるのに不安を感じるといった内容が記されていた。県教委が部員らに実施したアンケートでも、男性教諭が新谷さんを「脳みそ入ってるのか」「お前は小学生か」などと厳しく叱る場面を見たという回答があった。

 同高バレーボール部は全国大会に出場するなど県内屈指の強豪。新谷さんは中学時代に全日本選抜に選ばれ、高校でも中心選手として活躍していた。

 新谷さんの父聡さん(51)は毎日新聞の取材に「息子の死の真相解明に努めてほしい」と話した。【小鍜冶孝志】

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